EUとトルコ、難民流入への対応で原則合意

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欧州への難民の多くはトルコを経由するという

欧州への難民の多くはトルコを経由するという

(CNN) 欧州連合(EU)とトルコは7日に開いた難民問題に関する緊急首脳会議で、難民流入への対応を巡る提案について原則合意した。ユンケル欧州委員長の広報がツイッターで発表した。

合意内容は今後トルコとの間で細部を調整したうえで、17~18日に開かれるEU首脳会議に提案される。

ルクセンブルクのベッテル首相によると、EUとトルコは6項目の基本原則で合意した。具体的な内容は現時点で明らかにしていない。

7日の首脳会議は難民の流入抑制策を話し合う目的で開かれた。難民の大部分はトルコを経由して欧州にたどり着く。このためEUはトルコに対し、密航組織の摘発や、生活向上を目的とする経済移民の本国送還など、難民や移民のトルコ出国を食い止める対策の強化を求めていた。

EUはそうした対策と引き換えに、トルコがこれまでに受け入れた260万人あまりの難民への対応を支援する。

昨年成立した行動計画では、EUがトルコに30億ユーロ(約3700億円)を拠出して、難民支援や密航業者摘発に当たることで合意。北大西洋条約機構(NATO)の艦船も今年に入って地中海に展開し、密航業者の取り締まりを行っている。

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