オーストラリアの砕氷船、南極で座礁

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乗員、遠征隊員68人は全員無事が確認されている

乗員、遠征隊員68人は全員無事が確認されている

(CNN) オーストラリアの砕氷船オーロラ・オーストラリス号が南極で座礁し、動けなくなっていることが25日までに分かった。同国政府によると乗員や遠征隊員68人は全員「無事で元気」だという。

オーロラ・オーストラリス号は南極にあるモーソン基地で物資の再補給を受けたあとの24日朝、猛吹雪のために係留ロープから離れ、ホースシュー湾内で座礁したという。

南極では今の季節は夏だが、25日の最高気温はマイナス5.2度。問題は激しい吹雪で、オーストラリア気象庁によれば最大風速は毎秒50メートルにも達したという。

座礁により船体には裂け目ができているが、政府によれば「船の安定性へのリスクもなければ、燃料漏れの恐れもない」という。

政府によれば遠征隊員らは天候が回復次第、モーソン基地へと移されるという。また、船の状態を確認した上で再浮上が検討されることになる。

オーロラ・オーストラリス号はこの後、デービス基地の遠征隊員30人以上を乗せて帰国の途に就く予定になっていた。これらの隊員については、米国が移送を手伝うことになった。

数日のうちに米国のLC130輸送機が観測隊員らをデービス基地からもう1つのオーストラリアの観測基地であるケーシー基地に送り届け、そこから旅客機で帰国することになるという。

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