手足に「樹木」状の病変、除去手術へ バングラデシュの男性

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前例がないほど重症化

(CNN) 手足が樹木の枝のようないぼに覆われる皮膚病に侵されたバングラデシュの男性が、首都ダッカの病院で近く除去手術を受けることになった。

同国南部の小さな町、クルナに住むアブル・バジャンドラさん(30)の病名は「疣贅(ゆうぜい)状表皮発育異常症」。免疫システムの異常に、子宮頸がんへの関与で知られるヒトパピローマウイルス(HPV)感染が重なって起きた、珍しい症例だ。手術を指揮する担当医によると、バジャンドラさんの症状は国内外でも例がないほど重いという。

担当医がCNNに語ったところによれば、バジャンドラさんは10歳の頃に発症し、当初は自分でいぼを切除しようと試みていた。

自転車タクシー「リキシャ」の運転手として働いていたが、症状が悪化して辞めざるを得なかった。今はフォークや歯ブラシさえ握ることができない。

地元でうわさになっているのを知ったダッカの医師らが、無料で除去手術をすると申し出た。担当医によれば、6カ月ほどかけて何度か手術を繰り返す必要がある。本人も医師らも、治療はきっと成功するとの見通しを示している。

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