密猟監視ヘリ銃撃で操縦士死亡、3人を起訴 タンザニア

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地上からの銃撃を受け破損したヘリコプター=タンザニア国立公園

地上からの銃撃を受け破損したヘリコプター=タンザニア国立公園

(CNN) タンザニア北部のマスワ動物保護区でこのほど、ゾウの密猟を監視していたヘリコプターが地上から銃撃を受け、英国人操縦士が死亡する事件があった。同国の捜査当局責任者は31日、逃走中の密猟者ら3人を起訴したと発表した。

29日のヘリ銃撃で死亡したのは、タンザニアの野生動物保護当局に協力していたロジャー・ゴワー氏。同保護区では以前からゾウの密猟が横行しているという。

同国の元閣僚によると、密猟者の追跡作戦に参加していたゴワー氏のヘリが、地上から自動小銃で撃たれた。同氏は負傷しながらもヘリを着陸させたが、救助される前に亡くなった。

国立公園管理当局が提供した写真には、後部が破損した状態で草原に横たわるヘリが写っている。座席には血のついた弾丸の跡が残っている。

元閣僚は、発砲したとされる密猟者らを「ひきょう者」と非難した。3人の名前や罪状は公表されていない。

逃走している3人の捜索を指揮するため、マゲンベ観光相が現場入りしたという。

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