「処女が条件」の奨学金に賛否両論 南アフリカ

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クワズールナタール州は十代の母親による出産の割合が南ア国内で最も高いという

クワズールナタール州は十代の母親による出産の割合が南ア国内で最も高いという

そのうえウトゥケラはエイズウイルス(HIV)感染率が非常に高く、妊婦の半数が感染者とされる。

「少女たちは弱い立場にある。年上の男性との性交渉を断われず、避妊具を使ってほしいと言い出すこともできない」と、マジブコ氏は語る。

トゥーベさんの身の回りには、性交渉の見返りに金や贈り物をもらえる援助交際の誘惑に負ける高校生もいる。在学中に妊娠した場合、そのまま中退してしまう生徒が多い。

奨学金制度は少女たち自身の提案から生まれたと、マジブコ氏は説明する。トゥーベさんも、この制度を自分の身を守るための手段ととらえている。「これは私自身の選択」と話すトゥーベさんにとって、「処女奨学金」は教育を受けられる唯一の道なのだ。

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