大みそかに強盗や性犯罪が多発、難民巡る論議に ドイツ

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難民を積極的に受け入れる政策の見直しを求める声も

難民を積極的に受け入れる政策の見直しを求める声も

事件が報じられたことを受けてドイツ国内では難民問題を巡る批判の声が高まり、現場では抗議集会が開かれた。ドイツは中東やアフリカから欧州に流入した難民を最も多く受け入れてきたが、これに反発する国民も多い。

ケルン市長は5日、警察との緊急対策会議を招集した後に記者会見し、再発防止に向けた対策を講じると表明した。2月に開かれるカーニバルでは行動規範について解説する冊子を発行する計画も明らかにし、「カーニバルの陽気さは性的開放の証しではない。文化の違う人たちにそのことを説明する必要がある」と強調した。

ドイツのマース司法相も5日の記者会見で事件に触れて「再発を許してはならない」と述べる一方、一連の事件と難民問題を単純に結びつけることはできないと指摘した。

これに対してメルケル首相率いるキリスト教民主同盟の議員はツイッターで、難民の受け入れを減らして国境警備を強化するといった対策の必要性が、今回の事件ではっきりしたと訴えている。

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