インド首相、パキスタンを電撃訪問 12年ぶり

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パキスタンのシャリフ首相

パキスタンのシャリフ首相

チョードリー外務次官によると、今回の訪問は、モディ首相がシャリフ首相に電話で、パキスタンに立ち寄りたいと伝えたことがきっかけとなった。シャリフ首相は当時、たまたまラホールに滞在していた。訪問は和やかなものだったとしている。

インドの首相がパキスタンを訪れるのは12年ぶりで、当時のバジパイ首相が2004年、南アジア地域協力連合(SAARC)首脳会議に参加し、パキスタンのムシャラフ大統領(当時)と会談して以来。

印パ関係をめぐっては、国境間で砲撃を交える事態が相次ぎ、双方が相手方に責任があると主張するなど、険悪化していた。またインドは、同国内で今年起きたテロ襲撃事件の背後にパキスタン人戦闘員がいると主張。パキスタン側はこれを否定していた。

一方、双方による話合いは断続的に続いており、両国の国家安全保障担当者はこのほど、タイのバンコクで会談。またインドのスワラジ外相が今月、パキスタンの首都イスラマバードを訪問するなど、さらなる関係改善に向けた機運が高まっていた。

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