「妊娠は避けて」、ブラジルで異例の勧告 小頭症激増受け

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ワールドカップ開催時に入ってきたとの見方も

ワールドカップ開催時に入ってきたとの見方も

ジカウイルスは、熱帯地方に繁殖するネッタイシマカが媒介する。この蚊はデング熱や黄熱病などを媒介することも分かっている。

ジカ熱は症状が出ない場合もあり、感染を見極めるのが難しい。ブラジル保健省は、今回の流行では50万~150万人が感染したと推計している。

世界保健機関(WHO)や全米保健機構(PAHO)も、ブラジルなど中南米諸国のジカ熱流行に関する警戒情報を出して注意を呼びかけた。

2016年オリンピックが開かれるリオデジャネイロでは、900万あまりの世帯を当局が訪問して蚊を発生させる水たまりを除去するなどの対策に乗り出している。ジカ熱の感染が疑われる妊婦391人については経過を観察中だという。

これから夏を迎えて気温が上がり、雨量が増えるブラジルでは、ジカ熱の急増も懸念されている。

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