「妊娠は避けて」、ブラジルで異例の勧告 小頭症激増受け

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可能であれば妊娠を避けるよう、異例の勧告が出されている

可能であれば妊娠を避けるよう、異例の勧告が出されている

ブラジル保健省は11月28日、検視の結果、小頭症の乳児からジカウイルスが発見され、同ウイルスと小頭症との関係が確認されたと発表。ジカウイルスが小頭症を発症させているのかどうかの確認を含め、詳しい因果関係についてさらなる調査が進められている。

患者が多発しているペルナンブコ州の小児感染症専門医は、「極めて個人的な見解だが、現時点では不確実性が高く、もし可能であれば妊娠を避けるよう勧告している」と述べ、「こうした新生児は生涯にわたって特別な看護が必要になる。そのストレスは想像を絶する」と指摘した。

小頭症の症例は当初は北東部に集中していたが、今では南部のリオデジャネイロやサンパウロでも患者が確認され、ブラジル全土に不安が広がっている。

ジカ熱はアフリカ東部のウガンダで1940年代に発見され、アフリカ各地や南太平洋、アジアに広がった。ブラジルで発見されたのは今年に入ってから。昨年のサッカー・ワールドカップで同国を訪れたアジアや南太平洋からの観光客によってウイルスが持ち込まれたとの見方もある。

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