仏地方選、第2回投票で極右政党が失速 主要地域の首位逃す

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国民戦線(FN)を率いるルペン党首

国民戦線(FN)を率いるルペン党首

(CNN) フランスで13日、地域圏議会選挙の第2回投票が実施された。同日夜までの発表によると、第1回投票で躍進した極右・国民戦線(FN)は主要な地域圏で第1党を逃す結果となった。

FNのルペン党首が立候補していた北部のノール・パ・ド・カレー・ピカルディ地域圏では、中道右派連合が54.57%の票を獲得。FNの得票率は45.43%にとどまった。同地域圏はベルギーとの国境に近く、英仏海峡に面した位置にある。

ルペン党首のめい、マリオン・マレシャルルペン氏が立った南部プロバンス・アルプ・コートダジュール地域圏でも、ライバルのクリスティアン・エストロジ氏が優勢となっている。

地域圏議会選は、パリ同時多発テロ事件を受けた非常事態宣言下で初の選挙となった。FNはこれまで地域圏議会選を制したことがなかったが、今回は国内に広まる不安感を背景に移民排斥などを訴えて大躍進。6日の第1回投票では、本土13地域圏のうち6地域圏で首位、全国得票率でもトップに立っていた。

第1回投票で全国3番手となったオランド大統領の中道左派・社会党はFNの勝利を阻止するため、2つの地域圏で撤退を決断。サルコジ前大統領が率いる2位の中道右派・共和党に票を集中させるよう、支持者らに呼び掛けていた。

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