インド南部で大規模洪水、チェンナイ水浸し 死者269人

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インド南部タミルナド州で豪雨が続き多くの死者が出ている

インド南部タミルナド州で豪雨が続き多くの死者が出ている

(CNN) インド南部のタミルナド州当局などは5日までに、州内で豪雨が続いて大規模な洪水が発生、大雨が始まった10月26日以降、少なくとも269人が死亡したと報告した。

インドの大都市の1つである同州チェンナイでは高速道路や空港の滑走路、路上、家屋などが浸水の被害を受けた。空港では航空機が冠水の場所に駐機するなどの光景が見られ、乗客も立ち往生を強いられている。空港の閉鎖は6日昼まで続く見通しで、就航便は欠航になったり他の空港への代替着陸などの措置が行われている。

インドの気象観測当局の責任者はCNNの取材に4日、降雨は今週内に終わる見通しはないと指摘。今後48時間は豪雨が続くとも予測した。

人口約900万人のチェンナイの降雨量は2日、約350ミリを記録。CNNの気象担当者によると、同市で毎年12月に観測される通常の雨量の倍以上の水準となっている。

同市行政当局の幹部によると、インド軍兵士を含む救援隊による作業が続いており、2、3両日には住民12万人以上を助け出した。

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