仏大統領、「戦争状態」を宣言 対ISIS攻撃強化へ

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フランスのオランド大統領=P. Segrette/www.elysee.fr

フランスのオランド大統領=P. Segrette/www.elysee.fr

パリ(CNN) パリの同時多発テロを受け、オランド仏大統領は16日、上下両院合同会議での演説で「フランスは戦争状態にある」と述べた。

13日に発生したパリ同時テロの死者は少なくとも129人、負傷者は352人に上っており、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出している。

オランド大統領は議会で、非常事態宣言の3カ月延長と、仏出身のテロリストから国籍をはく奪する新法やテロ容疑者の国外追放手続きを簡素化する条項の導入を提案。さらに同国の武装警官を5000人増員し、国防予算は少なくとも2019年まで削減しないとの案を示した。

また、仏軍によるISISへの攻撃を強化すると表明し、国連安全保障理事会はISISの脅威について話し合う会合を開くべきだと呼び掛けた。

大統領は「我々は世界全体を脅かすテロリズムや過激派思想との戦争状態にある」「テロが我が国を破壊することはない。我が国がテロを破壊するからだ」と述べた。

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