ネパール、インドとの国境が2カ月封鎖状態 医薬品や燃料欠乏

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インドとの国境検問所が2カ月間封鎖状態に

インドとの国境検問所が2カ月間封鎖状態に

ニューデリー(CNN) ネパールとインドの国境が9月以来、約2カ月にわたって封鎖状態が続き、ネパールで燃料や医薬品の不足が深刻化している。

ネパールの首都カトマンズにある同国最大の公立病院では、救急治療や手術に使う医薬品が底を突きかけ、医療物資は1週間以内に在庫が切れる見通し。調理用のガスも残り少なくなり、たき木を燃やして患者用の食事を調理しているという。

国境の封鎖は9月下旬、ネパール議会での新憲法可決が引き金となって始まった。採決では議員の3分の2以上が賛成に回ったが、少数派団体の不満は収まらず、そのうちの一つ「マデシ」の人々はインドとネパールを隔てる国境検問所付近で抗議の座り込みを続けている。

マデシはネパール南部のタライと呼ばれる地域に暮らす民族で、文化的にはインドに近い。しかし抗議運動はインドに指示されたわけではないと指導者は主張、マデシの人口に応じた議席の確保などを求め、新憲法に要求が反映されるまで抗議を続けると話している。

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