中台首脳、分断後初の会談 「一つの中国」を確認

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中台首脳はシンガポールで分断後初となる会談を行った

中台首脳はシンガポールで分断後初となる会談を行った

(CNN) 中国の習近平(シーチンピン)国家主席と台湾の馬英九(マーインチウ)総統は7日、シンガポールで会談した。1949年の中台分断後、双方の首脳が直接会談したのは初めて。

習氏と馬氏は握手を交わした後、非公開の会談に入った。

習氏は報道陣に、「中台関係はきょう新たな章に入った」と述べた。同氏はまた、馬氏が台湾総統に就任した2008年以来、中台関は「両岸の多くの人々による努力のおかげで改善に向かい、安定性を増している」との見方を示した。

馬氏は「敵対状態の緩和と平和的手段による紛争解決を求める」として対話促進を呼び掛け、緊急事態に備えたホットラインの開設を提案した。

馬氏は会談で、中国が台湾に向けてミサイルを配備していることに対する市民の懸念を伝えたという。同氏によれば、習氏は「ミサイルは台湾を標的としたものではない」と答えた。

中国の国務院台湾事務弁公室によると、習氏は「両岸関係は2国家間の関係ではない」と強調し、「一つの中国」の原則を改めて確認した。

馬氏はこれに同意したと述べたうえで、一つの中国をどう定義するかについて、双方の解釈が異なることに変わりはないと指摘した。

台湾の野党・民進党は今回の会談に反対の立場を示してきた。台北市内ではこの日、会談に抗議するデモが行われた。

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