ルーマニア首相が辞意表明、クラブ火災で批判受け

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32人が死亡した首都ブカレストでのナイトクラブ火災で、首相らの責任を問う声が強まっていた

32人が死亡した首都ブカレストでのナイトクラブ火災で、首相らの責任を問う声が強まっていた

(CNN) ルーマニアのポンタ首相が4日、辞意を表明した。32人が死亡した首都ブカレストでのナイトクラブ火災で、首相ら政権幹部の責任を問う数千人規模の抗議デモが発生、政権批判が高まっていた。

ポンタ首相はクラブ火災に対する国民の怒りや責任追及の声を「正当なものだ」と認め、「この責任を緊急対応チームや市長、大臣らの責任にすることはフェアではない」と述べた。

10月30日のナイトクラブ火災では、32人が死亡、134人が負傷した。負傷者の多くは重傷。クラブではヘビーメタルバンドによる無料のコンサートが開催され、数百人の若者が参加していた。花火の使用が火災の原因になったとみられている。

同国のヨハニス大統領は、開催地が「完全に不適切だった」と言及。緊急事態対応の当局責任者は、消防当局はこの規模の集会や花火の使用を一切許可していないと述べた。

犠牲者の追悼デモに参加した人々は、「腐敗、強欲、無関心がこの国を死にいたらしめる」との横断幕を掲げて行進した。ポンタ首相は過去、腐敗疑惑で捜査対象となったこともあり、国民の間からは以前から辞任を求める声が上がっていた。

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