国境なき医師団の病院にまた空爆 イエメン

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イエメン北西部ハイダンで国境なき医師団の施設が空爆を受けた

イエメン北西部ハイダンで国境なき医師団の施設が空爆を受けた

(CNN) 国際医療支援団体の国境なき医師団は、同団体がイエメン北西部のハイダンで運営する病院が26日、5回にわたって空爆されたと発表した。現時点で犠牲者は報告されていないという。

現地のスタッフが情報収集に当たっているが、どこが空爆を行ったのかは不明。国境なき医師団の病院は、3日にアフガニスタンでも米軍に誤爆されていた。この問題ではオバマ大統領が謝罪したが、国境なき医師団は戦争犯罪に当たると指摘して独立機関による捜査を求めている。

イエメンで空爆された病院は、同地域の20万人の人口を支える唯一の救命施設だった。1週間に150人の救急患者に対応し、けがの手当てを受けた患者は今年5月以来で3400万人に上る。

イエメンでは内戦の激化を受け、サウジアラビア率いるアラブ有志連合が武装組織「フーシ」を標的とする空爆を行っていた。

同連合の報道官はCNNの取材に対し、国境なき医師団の病院がある地域での空爆は行っていないと説明。「作戦はサウジとの国境沿いで展開している。市内では行っていない」と語った。

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