エボラ熱から回復の看護師、合併症で重篤な容体に 英

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(CNN) 西アフリカ・シエラレオネから英国へ帰還した後でエボラ出血熱の診断を受けたものの、治療を受けて回復していた女性看護師の容体が、再び悪化して入院していることが15日までに分かった。

患者は英スコットランド・グラスゴー在住のポーリーン・カファキーさん(39)。入院先であるロンドンのロイヤル・フリー病院は14日、「カファキーさんの容体は悪化し、非常に危険な状態にある」と発表した。

カファキーさんは「過去のエボラウイルス感染による、まれな後期合併症により」グラスゴーの病院からロイヤル・フリー病院に転院したという。現在は高度な隔離病棟で治療を受けているが、詳細な病状は明らかになっていない。

カファキーさんはシエラレオネでボランティア活動をした後の昨年末にエボラ出血熱の診断を受けたが、1月に退院。9月末には「プライド・オブ・ブリテン」の表彰を受け、他の受賞者とともに首相官邸を訪問した。

カファキーさんの体調が悪化して受診したのは数日後の今月5日。体調悪化後にカファキーさんと密接な接触があったのは58人で、血液などに触れた40人にはエボラワクチンが提供され、うち25人が接種を受けたという。

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