今年のノーベル平和賞受賞者を予想 「九条の会」も候補に

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今年のノーベル平和賞受賞者が9日に発表される

今年のノーベル平和賞受賞者が9日に発表される

(CNN) 2015年のノーベル平和賞の発表が9日に迫り、今年も受賞者を巡る憶測が飛び交っている。ノルウェーのノーベル賞委員会は過去50年、候補に挙がっている組織や個人の名称は公表していない。ただ今年は、68の組織と205人の個人が選考対象になっていることを明らかにした。

ノルウェーのオスロ国際平和研究所(PRIO)や賭け事サイト「Betfair」の予想によると、今年のノーベル平和賞受賞が予想される人物や組織は以下の通り。

1.アンゲラ・メルケル・ドイツ首相

PRIOの予想では、欧州に大量流入した移民への対応を評価して、ドイツのメルケル首相を候補のトップに据えた。「多くの人々が責任から逃れようとする中で、メルケル氏は真のリーダーシップを発揮して政治的なしがらみを乗り越え、困難な状況に対して人道的アプローチを取っている」(PRIOのクリスチャン・ハープウィケン所長)

2.フアン・マヌエル・サントス・コロンビア大統領とコロンビア革命軍(FARC)のティモレオン・ヒメネス代表

サントス大統領と左翼ゲリラ組織FARCを率いるヒメネス氏は、キューバのハバナで行われた会談で和平合意に向けた画期的な進展があったと発表した。最終合意が成立すれば、中南米で最も長く続いた反政府闘争が終結する。

3.ロシア紙「ノーバヤ・ガゼータ」と発行人のドミトリー・ムラトフ氏

ムラトフ氏はロシアの独立系新聞ノーバヤ・ガゼータの発行人で創業者の1人。同紙は記者が殺害されてもプーチン政権の批判を続ける。ムラトフ氏は2007年、ジャーナリスト保護委員会から国際報道の自由賞を授与された。

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