コロンビア、「麻薬王」殺害を発表 米も懸賞金付きで手配

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(CNN) 南米コロンビアのサントス大統領は2日、北米や欧州などでコカインなどを大量に売りさばき、指名手配されていた麻薬密輸組織のコロンビア人首領が殺害されたと報告した。コロンビアの情報機関が確認したとしている。

大統領は死亡の経緯については触れなかったが、ツイッターに「(組織には)大きな打撃。祝おう!」と書き込んだ。

死亡したのはビクトル・ラーモン・ナバロ・セラーノ容疑者(39)で、米政府が捕捉(ほそく)につながる有力情報の提供に最大500万ドル(約6億円)の報奨金を約束して、行方を追っていた。

米国務省によると、同容疑者はコロンビアの左翼ゲリラ組織「解放人民軍」の1派を率いて、コカ栽培やコカイン製造施設の設置に関与。数トン単位のコカインを米国、カナダ、ドミニカ共和国や欧州で売りさばいていた。

また、大規模な資金洗浄ネットワークを築き、数百万米ドルをコロンビアに流入させていた。同国では行政担当者や警官を賄賂でまるめこみ、コカイン密輸やライバル組織の関連情報入手などで便宜を強いていたという。

同容疑者は2011年8月、米フロリダ州で訴追されていた。オバマ米大統領は昨年、同容疑者を麻薬密輸業者による米国の金融システム利用を拒む法律に基づき「外国の麻薬王」と指定していた。

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