ロシア、シリアで空爆開始 米は「内戦激化招く」と批判

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シリアのISIS戦闘員。ロシアがシリアで対ISISの空爆を行った

シリアのISIS戦闘員。ロシアがシリアで対ISISの空爆を行った

ワシントン(CNN) ロシア軍は30日、シリアで空爆を開始し、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の拠点を狙ったと発表した。これに対して米当局者は、ロシアには別の狙いがあるとの見方を示している。

ロシア国防省によれば、ISISの兵器や輸送、通信、指令などの拠点8カ所を戦闘機で空爆した。

一方、米国防総省のカーター長官は記者団に対し、「(ロシアが空爆した)地域はISIL(ISIS)の拠点ではなかったようだ」と述べ、「こうした行為は必然的に、シリア内戦の激化を招く」と批判した。

米政府高官は、シリアの都市ホムス近郊が空爆されたと語り、ISIS掃討に関連した「戦略的目標は何もない」と強調、「つまり狙いはISILではない」との見方を示している。

シリア国営シリア・アラブ通信(SANA)は、ロシアの戦闘機がホムスやクネイトラ、サラミヤ近郊でISISの拠点を空爆したと伝えた。

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