足かけられた難民男性、スペインでサッカーコーチに

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(CNN) ハンガリーで幼い息子を抱えて国境を目指すさなか、地元の女性カメラマンに足をかけられ、転倒させられたシリア人難民の男性が、事件をきっかけにスペインで新たな生活を始めることになった。

男性はオサマ・アブドゥル・モフセンさんで、シリアのサッカー1部リーグで監督を務めた経験がある。それを知ったマドリードにあるサッカー指導者の養成学校が仕事と住居の提供を申し出たのだ。

足かけ事件の後、モフセンさん親子はドイツのミュンヘンに到着した。

一方、事件の報道に心を痛めた養成学校のミゲル・アンヘル・ガラン校長は、スペイン紙の記者にモフセンさん親子を探すよう依頼した。

記者はスペインリーグでプレーするアラビア語を話せる選手を伴ってミュンヘン入り。大勢の難民の中を探し回り、ついにモフセンさんを見つけ出した。

モフセンさんはちょうど、サッカーの試合中継をカフェで見ているところだった。

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