モスクへの自爆テロで28人死亡、ISISが声明 イエメン

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サヌア(CNN) イエメンの首都サヌアでモスクを狙った2件の自爆テロがあり、少なくとも28人が死亡、数十人が負傷した。反政府組織「フーシ」が統括する国営サバ通信が2日に伝えた。

この事件について、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行を認める声明をソーシャルメディアに掲載した。

イエメン国防省によると、サヌア北部のフーシ系住民が多数を占める地域でモスクを狙った自爆テロが発生。負傷者を助けようと市民らが駆けつけたところで2度目の爆発が起きた。

サヌアでモスクが攻撃されたのは、過去2カ月でこれが5度目。いずれもフーシ寄りのモスクが狙われた。

イエメンでは長年北部を支配してきたフーシが勢力を拡大。今年に入りサヌアでも実権を握った。

ハディ大統領は1月に辞任を表明して一時出国したものの、後に帰国して正当な大統領は自分だと訴えている。サウジアラビア政府などはハディ氏を支持しており、3月には有志連合の先頭に立ってフーシを狙った空爆を開始した。

停戦に向けた交渉は断続的に行われているが、これまでのところ合意には至っていない。フーシはハディ氏支持派の攻勢で徐々に支配地域が縮小しつある。

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