ISIS、シリアの遺跡を再び破壊 神殿内部で爆発

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ISIS、遺跡をまた破壊

(CNN) シリアの文化財保護当局によると、古代遺跡で知られる中部パルミラのベル神殿で8月30日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」によるとみられる爆発があった。

当局の責任者によると、爆発は建物の中で起きたとみられる。被害の規模はまだ分かっていない。英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団」はシリア国内にいる活動家らの話として、神殿の少なくとも一部がISISによって破壊されたと発表した。

ベル神殿は2000年近く前に建設され、住民の宗教生活に中心的役割を果たして来た。文化財当局責任者は「シリアで最も重要であり、中東全体でも非常に重要な神殿のひとつだ」と述べた。

ISISはイスラム教が「偶像崇拝」を禁止していることを理由に、支配地で遺跡などの破壊を繰り返している。8月にはパルミラで、文化財の隠し場所などを明かさなかったとして研究者を殺害した。また、同遺跡のバール・シャミン神殿を破壊したとする画像も公開したばかりだった。

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