タリバーン内部で権力闘争、幹部が辞任

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オマル師の死亡発表後、タリバーン内部の対立が表面化している

オマル師の死亡発表後、タリバーン内部の対立が表面化している

カブール(CNN) アフガニスタンの反政府勢力タリバーンでカタール事務所トップを務めていたアガ幹部が3日、内部の権力闘争を理由に辞任を表明した。

タリバーンは先週、最高指導者オマル幹部がすでに死亡していたことを認め、マンスール幹部が後継に選ばれたと発表していた。

これに対してオマル幹部の一族を支持する勢力が反発。同幹部の喪が明けてから改めて選出会議を開くべきだとする声明を出した。

アガ幹部は旧タリバーン政権でオマル幹部と外部の世界をつなぐ役割を果たすなど、同幹部に非常に近い立場にあった。カタール事務所はアフガン政府との和平協議に向けて設置されていた。

アガ幹部は3日の辞任表明で、タリバーン指導部による権力移行や統制はアフガン国内から行われるべきだと主張。隣国パキスタンとつながりが深いとされるマンスール幹部の選出を暗に批判した。

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