オバマ米大統領、訪問先のケニアで同性愛禁止を批判

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オバマ氏、訪問先のケニアで同性愛について言及

(CNN) オバマ米大統領は25日、訪問先ケニアの首都ナイロビでケニヤッタ大統領と会談した。会談後の共同記者会見で、同国が法律で同性愛を禁止していることを批判した。

同国の法律では、同性愛行為で有罪になると最大で禁錮14年の刑が科される。

ケニアの指導者らはオバマ大統領の訪問に先立ち、同性愛の問題には言及しないよう働き掛けていた。しかし大統領は、同国の同性愛禁止法は米国にあった人種隔離制度などと同様、国民を個人差に基づいて差別する行為だとする批判を展開した。

これに対してケニヤッタ大統領は、両国が多くの価値観や目標を共有していると強調したうえで、「共有できないと認めざるを得ない価値観、我が国の文化や社会が受け入れられない価値観もある」と指摘。「国民自身が受け入れていないものを、我々が押し付けることは極めて困難だ」と語った。

両首脳は会談で、経済関係の強化やテロ対策での連携などについても話し合った。

ケニアはオバマ大統領の父親の出身国。前回は上院議員時代の2006年に訪れたが、就任後の訪問は初めてだった。これまでは現役大統領という立場上の制約があったが、退任後には改めてゆっくり訪れたいと語った。

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