人権派弁護士らを一斉に拘束 中国当局

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北京の弁護士事務所が主な標的に

北京(CNN) 中国当局が全国で多数の人権派弁護士を拘束し、取り調べていることが、香港の支援団体の調べで分かった。米国政府や国際人権団体の批判を招く事態となっている。

香港の支援団体「中国人権弁護士関注組」の調べによれば、この数日で、少なくとも106人の弁護士や活動家らが警察による拘束や取り調べを受けている。拘束されていた活動家ら少なくとも82人が12日夜までに釈放されたが、少なくとも24人が依然として勾留されているという。

中国政府は大規模摘発について、国営メディアを通じ、金を払って不正に抗議運動を組織する「犯罪者集団」を標的にしたものだと伝えるなどして正当化している。

一時的に拘束され警察の取り調べを受けた上海の人権派弁護士、馮正虎氏はCNNの取材に応じ、「政府は我々の仕事に口を突っ込むなと要求してきたほか、拘束されている弁護士のことは気にしないようにと言われた」と述べた。この問題に関し、インターネット上への投稿も自粛するよう促されたという。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは声明で、「中国当局は人権派弁護士への攻撃をやめなければならない」と訴えた。

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