明朝時代の「万里の長城」、3分の1が消失

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北京から約90キロに位置する万里の長城の一部、箭扣長城

北京から約90キロに位置する万里の長城の一部、箭扣長城

(CNN) 中国紙・京華時報はこのほど、明王朝の時代に建設された「万里の長城」の約3分の1が、自然現象や人為的な破壊によって消失していると伝えた。

万里の長城は全長2万1000キロと推定されるが、このうち14~17世紀の明朝時代にさかのぼる部分は約8000キロ。自然に形成された2000キロを除くと、6000キロが当時建設されたことになる。

その3分の1に相当する2000キロが、すでに消失してしまったという。

中国長城学会が昨年実施した調査によると、万里の長城全体のうち、現在も良好な状態にある部分はわずか約8.2%。74.1%は保存状態が悪いと判定された。董耀会副会長は「地元当局がごく少人数の手に頼っている現状で、十分な保護は望めない」と懸念を示す。

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