「サウジ機を撃墜」、反政府組織が主張 空爆続くイエメン

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イエメン武装組織 「サウジの戦闘機を撃墜」

(CNN) 暫定大統領派と反政府組織の戦闘が続くイエメン情勢で、シーア派反政府組織「フーシ」は25日までに、サウジアラビアの戦闘機を撃墜したと明らかにした。サウジ主導の有志連合軍はフーシに対し、空爆を実施している。

フーシの軍関係者は、首都サヌア郊外でサウジ軍の戦闘機を撃墜したと主張。地元の英字紙イエメン・ポストは短文投稿サイト「ツイッター」上などに、炎上する機体の画像とともに「サウジアラビア空軍」と書かれた金属板の写真を掲載した。

イエメン・ポスト紙のツイートによると、フーシの戦闘員が墜落現場から未爆発のミサイルを持ち去った。パイロットは行方不明だという。同紙はまた、無傷のミサイルとみられる物体の写真も投稿している。

イエメン・ポストは後に、イエメン国防省の話として、飛行機はF16ではなくF15だったと伝えた。

サウジ当局者はCNNの取材に対して、この件に関してはコメントしないとの回答を寄せた。CNNでは撃墜された戦闘機の画像などについて、信ぴょう性を確認できていない。

在米イエメン大使館のアルバシャ報道官は当初、報道内容は未確認との立場だったが、その後、ツイッター上で「イエメンでF16もしくはF15が撃墜されたとの報道は誤り」と述べた。

フーシは以前にも、有志連合軍の戦闘機を撃墜したと主張し、サウジ軍報道官に否定されていた。

イエメンの国防当局者は24日、サウジアラビア主導の有志連合軍が同日、フーシの軍事拠点などを標的に空爆を行ったと発表した。犠牲者は報じられていない。

サウジ主導の有志連合軍は、軍事拠点6カ所を標的に、94回にわたる空爆を実施。首都サヌアのフーシの支配地域のほか、フーシと連携しているサレハ前大統領の故郷サンハン近郊などを空爆した。

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