イスラエル、パレスチナ人のバス同乗禁止を凍結 国内で批判

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エルサレム(CNN) イスラエル政府は20日、同国内で仕事を終えたパレスチナ人がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸へ戻る際、イスラエル人とは異なる専用バスを利用する計画の凍結を決めた。20日に運用が始まり、数時間後に中止されたとの情報もある。

イスラエル首相府の高官はCNNに、計画はヤアロン国防相が主導したが、ネタニヤフ首相が容認出来ないとして介入、国防相と会談し、棚上げを求めたとしている。

計画をめぐってはイスラエル国内で人種差別な措置などの批判が出ていた。

バス同乗禁止の措置は3カ月間の試験運用として始まっていた。計画そのものが撤回されたのかは不明。バス分離の措置は、同国に入るパレスチナ人の監視強化による治安維持やイスラエル人とパレスチナ人の摩擦減少を狙って打ち出されていた。

計画によると、帰宅するパレスチナ人は西岸を離れた際に利用した4カ所の主要検問所を再び通過しての西岸入りを指示されていた。従来とは異なり、帰宅の際はイスラエル人と同乗してのバス利用が不可能になることを意味していた。

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