ISISのナンバー2、空爆で死亡か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(CNN) イラク軍は13日、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のナンバー2の男が、米国主導の有志連合の空爆で死亡したと発表した。

イラク国防省によれば、空爆はイラク北部の町タルアファルのモスク(イスラム礼拝所)に対して行われ、ISISナンバー2であるアブアリ・アフリ幹部と、治安担当のアクラム・キルバシュ幹部が死んだという。

正確な死亡日時については明らかにされていないが、イラクの治安関係の高官が匿名でCNNに語ったところでは、空爆は12日に行われたという。

ただし米国防総省のウォーレン報道官はCNNに対し、米国は空爆の標的だったISISの幹部が死んだかどうかを独自に確認することはできないと述べている。

イラク政府のヒシャム・ハシミ顧問によれば、アフリ幹部は以前はアブドゥルラハマーン・ムスタファ・アル・カドゥリと呼ばれていた。米政府が700万ドルの懸賞金をかけている指名手配テロ容疑者と同じ名前だ。

米政府によれば、カドゥリ容疑者は1957年もしくは59年にイラク・モスルで生まれた。国際テロ組織アルカイダの分派でISISの母体となった「イラクのアルカイダ(AQI)」に2004年に加入、ナンバー2兼モスル司令官となった。

その後、イラク国内で逮捕されて服役したものの12年に釈放されてISIS入り。同年の一時期はシリアにいた。

物理教師として顔をもつとされる。10年にAQIの当時の指導者が米軍とイラク国軍の合同作戦で死亡した際には、アルカイダの指導者、故オサマ・ビンラディン容疑者から後継者に推されたともいわれる。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]