セウォル号船長の控訴審、殺人罪で無期懲役

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珍島沖でセウォル号は沈没

珍島沖でセウォル号は沈没

(CNN) 昨年4月に韓国南部で沈没した旅客船「セウォル号」の船長が殺人罪などに問われた裁判の控訴審で、光州の高等裁判所は28日、船長への殺人罪の適用を認め、無期懲役の有罪判決を言い渡した。

沈没事故では修学旅行の生徒ら304人が死亡または行方不明となった。船長のイ・ジュンソク被告は乗客の救助を放棄し先に脱出したとして殺人罪などに問われた。

昨年11月の一審判決では殺人罪が認定されず、遺棄致死罪で懲役36年の刑が言い渡された。検察はこれを不服として控訴していた。

事故をめぐっては、政府や海洋警察庁の対応にも批判が集中した。2月には、救助活動の不手際を指摘された海洋警察船の責任者が懲役刑を言い渡された。

朴槿恵(パククネ)大統領は海洋警察庁の解体と、事実関係の徹底調査を表明。さらに今月、遺族らが求めてきたセウォル号の船体引き揚げに応じる方針を示した。海洋水産省によると、引き揚げ作業は今年9月に開始され、1年~1年半かかる見通しだ。

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