サウジ主導のイエメン空爆終了、政治解決へ

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サウジアラビアが主導する中東各国の有志連合軍がイエメンへの空爆を終了

サウジアラビアが主導する中東各国の有志連合軍がイエメンへの空爆を終了

(CNN) サウジアラビアが主導する中東各国の有志連合軍は21日、イエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」に対する空爆作戦を終了した。サウジの国営テレビが伝えた。新たな作戦では政治的な解決策を重視するという。

イエメンではフーシ派が首都サヌアなどを占拠し、親米派のハディ暫定大統領を追放。これに対してサウジ主導の有志連合軍が3月末以降、同国各地でフーシ派拠点への空爆作戦を実施していた。サウジ当局者らは今月、サヌア市内の主要施設などフーシ派支配下の軍事拠点を弱体化させることに成功したと話していた。

サウジ軍の報道官は、空爆作戦が「優れた計画と正確な実行、兵士らの勇気」によって目標を達成したと強調した。

米ワシントンのサウジ大使館によると、次の作戦では民間人の保護や人道・医療支援の強化、テロとの対決、海上の安全を守る国際体制の構築が目標となる。地上部隊は引き続き国境の警備に当たり、必要に応じて軍事行動を取るという。

さらに軍事面だけでなく政治面での解決を目指すのが、新たな作戦の狙いとされる。サウジとアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、カタール、クウェートが出した共同声明は、「政治プロセスの確立によってイエメンの安全と安定を回復すること」を目標に掲げている。

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