グリーンピース、シェルの掘削基地に乗り込み抗議

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(CNN) 環境保護団体グリーンピースの活動家グループが6日、太平洋上を移動している英蘭系メジャー(国際石油資本)、ロイヤル・ダッチ・シェルの石油掘削基地「ポーラー・パイオニア」に乗り込んだと発表した。

グループのメンバーは6人で、出身国は米国やオーストラリア、オーストリア、ドイツ、ニュージーランド、スウェーデン。ハワイの北西約1200キロの海域を航行していたポーラー・パイオニアに、ロープなどを使ってよじ上り、その画像をツイッターに投稿した。

グループは基地上に数日間とどまる用意があるという。シェルの報道担当者は仏AFP通信に、基地に乗り込むことは活動家自身や乗員の身を危険にさらす違法行為だと述べた。

シェルなどの石油会社は2008年、アラスカ州北部とロシアの間に位置するチュクチ海の石油・ガス開発リース権を取得した。掘削作業は一時的に停止されていたが、米政府が先週、停止措置の解除を決めた。

開発に反対するグリーンピースはこの決定に強く抗議し、「シェルが100日以内に掘削を再開することもあり得る」と危機感を示していた。

ポーラー・パイオニアはマレーシアを出発し、今後シアトル経由で北極圏のチュクチ海へ向かうことになっている。

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