墜落の独格安航空の操縦士ら乗務拒否、計12便が欠航に

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回収されたボイスレコーダーの解析が進む=BEA提供

回収されたボイスレコーダーの解析が進む=BEA提供

ロンドン(CNNMoney) フランス南東部のアルプス山中で起きたドイツの格安航空会社ジャーマンウィングス旅客機の墜落事故で親会社ルフトハンザ航空は25日、操縦士や乗務員が事故で深い精神的衝撃などを受けて業務遂行の状態になくジャーマンウィングスが運航する計12便を同日欠航にしたと発表した。

運航取りやめとなったのは定期便1便とチャーター便11便。ルフトハンザ航空の広報担当者によると、約40便で乗務予定だった操縦士や乗務員が業務に耐えられない身体的あるいは心理的な状態下にあるという。

これら操縦士らは乗務中止を求めたとしている。一部の操縦士や乗務員は事故機に友人が搭乗していたという。

航空会社の大半は操縦士らの乗務を特定の条件で一時的に差し控える社内規定をそれぞれ設けている。ドイツの航空機操縦士協会の幹部によると、身内の死去などの場合にこの規定が適用されている。

同広報担当者はまた、一部操縦士らの乗務拒否について機材の安全性などへの懸念が背景にあるとするメディアの一部報道を否定。これら操縦士は飛行を恐れていないと主張した。

欠航と決まった便の大半の出発地はドイツのデュッセルドルフとシュツットガルト。ジャーマンウィングスの保有機材は計78機で、欧州の130カ所に乗り入れている。1日当たり約600便を運航している。

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