消息不明の韓国系カナダ人牧師、北朝鮮が拘束を確認

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

香港(CNN) 北朝鮮に今年1月下旬、人道事業の目的で入った後、消息が途絶えている韓国系カナダ人牧師の問題で、牧師の家族は5日、カナダ政府当局者から北朝鮮で拘束されているとの情報が伝えられたことを明らかにした。

北朝鮮政府当局が拘束を確認したとしている。拘束された理由は伝えられていない。

カナダ中部オンタリオ州ミシサガにある韓国系のキリスト教長老派教会の報道担当者によると、北朝鮮への渡航歴が100回以上ある同牧師は今年1月30日に教会の同行者と共に中国から新たに北朝鮮へ入国。

同行者は同31日に牧師と会話したのが最後の接触となっていた。牧師は2月4日に北朝鮮北東部にある羅津(ラジン)から戻る予定だった。同教会は羅津で保育園や孤児院、老人擁護施設を運営し、リム牧師は定期的に訪れていた。

同教会はリム牧師がいかなる形でも北朝鮮内で禁じられている宗教の改宗活動などへの関与は信じられないと主張。牧師は地元の言葉を知っており、北朝鮮政府の特質を承知していると述べた。

北朝鮮当局は過去に宗教的な活動を理由に米国人を拘束した複数の例がある。

リム牧師は1986年、妻や息子と共にカナダに移住。3000人の信者がいる同教会を率いている。

「朝鮮半島情勢」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]