まるで巨大な監獄――ISIS「首都」での暮らしとは

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「まるで監獄」 現地の活動家が証言

(CNN) イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が「首都」と称するシリア北部の都市ラッカ。同地に入るのはそれほど難しくない。問題は出ることの方にある――。現地で活動する男性がCNNのインタビューに答え、処刑や輸血の強要、ISIS戦闘員との結婚の強制などが横行するラッカでの生活の様子を語った。

活動家のアブ・イブラヒム・ラカウィさん(仮名)は元医学生。ラッカの実態を告発する組織を創設した。メンバーの1人はISISに拷問されて殺害され、残るメンバーも殺害予告を受けているという。

それでも告発をやめるつもりはない。「私は人生を失った。学校はなく、未来もない。でもそれは、自分や自分の街に望んだことではなかった」「私の街と私の家族、罪のない市民のために、私たちは最善を尽くす。自分たちの街を救いたい」

ラカウィさんによると、ラッカでは2カ月の間に少なくとも40人が、反体制派「自由シリア軍」に加わったことや同性愛者であることを理由に処刑された。住民は、空爆で負傷したISIS戦闘員のために輸血を強要されているという。

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