イラク軍、4月にもISIS主要拠点奪回へ 2万5千人投入

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米軍当局者はイラク軍が4月にもモスル奪還作戦に踏み切るとの見通しを示した

米軍当局者はイラク軍が4月にもモスル奪還作戦に踏み切るとの見通しを示した

(CNN) 米政府当局者は21日までに、イラク軍が今年4月もしくは5月にイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が制圧する北部の主要拠点モスルの奪還作戦に踏み切るとの見通しを示した。

投入する兵力は最大で5旅団の2万5000人。ISISは昨年6月、モスル市を掌握したが、この際に武器を捨て、敗走するイラク軍の姿は同軍の戦闘能力の欠如を見せ付ける結果となっていた。

イラクのアバディ首相は最近、英BBC放送に対し、モスルで今後数カ月内に攻勢を仕掛けるとし、勝利の選択肢しかないとも言明していた。モスルは同国第2の都市で奪回に成功すれば、ISIS掃討に弾みが付く可能性もある。

モスル奪回作戦には、イラク北部のクルド地域政府の治安部隊「ペシュメルガ」も一定の役割を担う予定。アバディ首相は、イラク軍とペシュメルガはISISを打ち破るため堅固な共闘態勢を築かなければならないと強調した。

米政府当局者によると、モスルの警察と部族の武装組織も奪還作戦に加わる見通し。ペシュメルガについては補完的な役割にとどまるとし、モスル進攻ではなく同市北部や西部でISISの補給線や退避経路を寸断する任務に当たると予想した。

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