米国、ISIS空爆で指導部の「暗殺リスト」作成

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米国、ISIS空爆で「暗殺リスト」作成

(CNN) 米政府高官は19日までに、米軍が進めるイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の拠点などに対する空爆作戦で、ISIS指導部の二十数人を標的にした事実上の「暗殺リスト」を内密に作成していることを明らかにした。

リスト作成は、米国がこれら指導者を捕捉(ほそく)するのに必要なイラクやシリアへの地上部隊派遣を現段階で断念していることを踏まえた措置となっている。リストの最上位の人物はISIS最高指導者であるアブバクル・バグダディ師となっている。

米政府高官によると、同師の所在については最後の諜報(ちょうほう)を得てから既に数カ月たっている。同師は米国が戦闘機などを使って追跡を続けていることを承知しているため、潜伏を決め、移動にも細心の注意を払っているとみられるという。

米国は既にリストに載っていた十数人を殺害した。この中には化学兵器の専門家も含まれていた。しかし、ISIS内での主要な役割に関する構成員の情報が新たに入ることもあり、リスト上に追加される場合もあるという。

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