対ISIS空爆の情報は「間接的に入手」 シリア大統領

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昨年10月にシリア北部コバニに対して行われた空爆の様子。シリアのアサド大統領は、ISISとの戦いについての情報を「間接的に」得ていると語った

昨年10月にシリア北部コバニに対して行われた空爆の様子。シリアのアサド大統領は、ISISとの戦いについての情報を「間接的に」得ていると語った

(CNN) シリアのアサド大統領は10日までに、米軍主導の有志連合がシリア領内で実施しているイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への空爆に関して「第三者経由で間接的に情報を得ている」と述べた。英BBCとのインタビューのなかで明らかにした。

大統領は情報の内容について「一般的なメッセージが伝えられることもあるが、戦術上の話は何もない」「情報はあるが対話は一切ない」と述べた。

さらに、ISISへの掃討作戦に参加するつもりはないと断言。「わが国はそのような意思も希望も持っていない。理由はただひとつ、テロを支援する国々と同盟を組むことはできないからだ」と語った。

アサド政権は、過激武装組織のほかにシリア反体制派に対しても「テロリスト」という表現を使っている。

大統領はまた、シリア内戦で政権側がドラム缶に火薬や金属片を詰めた「たる爆弾」を投下したとの報道は事実ではないと主張した。

シリアは2011年の反政府デモをきっかけに内戦状態に陥った。欧米諸国は当時、アサド政権がデモを弾圧したと非難して退陣を求めた。だが今は、アサド政権と欧米がともにISISという共通の敵と戦う構図になっている。

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