ロシア軍機が英仏海峡を飛行 英外務省

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(CNN) ロシア軍の爆撃機2機が28日に英仏海峡を飛行した問題で、英外務省は29日、駐英ロシア大使を呼んで説明を求めた。

英外務省によれば、2機のロシア軍機は「民間航空機の飛行を混乱させた」ものの、英領空への侵犯はなかったという。

英国防省によれば、これを受けて英空軍機2機がスクランブル発進。ロシア軍機がこの空域を出るまで1時間半以上にわたって追跡したという。

英外務省によれば「昨日(28日)のロシア機の作戦行動は、最近増加しているロシア機による域外作戦と同じパターンを取っていた」という。ただし、民間航空に対して具体的にどのような影響が出たのかは明らかになっていない。

北大西洋条約機構(NATO)によれば、加盟国周辺でのロシア軍機の飛行は増えている。昨年11月には、加盟各国によるロシア軍機に対するスクランブル発進の回数は前年比50%増の400回以上に達した。

シンクタンク「欧州リーダーシップ・ネットワーク」が11月に出した報告書によれば、3~10月の8カ月間に発生した「ロシアと西側の近距離での軍事的遭遇」は40回以上。うち3回は、スウェーデンの旅客機とロシア軍機のニアミス事件など、直接の軍事衝突を招きかねない「高リスク」事案に分類された。

英国防省によれば、昨年1年間でロシア軍機に対するスクランブル発進は100回以上に上ったという。

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