ISIS、アルカイダ系がイエメンで勢力争い 武装衝突も

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ワシントン(CNN) 中東イエメンの政府当局者は22日までに、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」がイエメン内で新たな構成員の勧誘を加速し、南部や中央部の少なくとも3州で地歩を固めていることを明らかにした。

同当局者はCNNの取材に、イエメンに本拠を構える国際テロ組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」とISISの勢力争いが現実のものになっていると指摘した。

東部の複数の州では先月、両組織間の銃撃戦も発生したという。死傷者の有無は不明。ただ、数百人規模の構成員を抱えるAQAPが優位な情勢で、ISISは数十人規模にとどまっているという。

米政府当局者も、ISISがイエメンで組織への勧誘活動を試みていると判断。米情報機関は、スンニ派の過激派の間でISISの信奉者が少数いる可能性があると分析。ISISの教義に共感するAQAPの中堅レベルの構成員がいるものの、同組織を離脱していない可能性もあるとした。

イエメン政府当局者は、ISISは財力を使ってAQAPへの新規加入者の一部に変心を迫っていることも考えられると説明。作戦遂行の資金提供でAQAPを上回る条件を勧誘の材料にしているとも述べた。

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