イエメンで停戦合意、大統領宮殿付近で戦闘後

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イエメンで停戦合意、大統領宮殿付近で激しい戦闘

イエメン・サヌア(CNN) イエメンの首都サヌアで交戦していた政府軍と武装勢力の間で19日、停戦合意が成立した。同国内相と武装組織の代表が明らかにした。

サヌアでは同日、大統領宮殿の周辺で戦闘が起き、首相は暗殺未遂事件を受けて身を隠していた。保健省によると、この戦闘で9人が死亡、67人が負傷した。

イエメン政府は今回の戦闘について、イスラム教シーア派の武装組織「ホーシ」が権力の奪取を狙っているとの見方を示した。ホーシは多数派のイスラム教スンニ派に対して反発を強めていた。

内務省によれば、大統領宮殿は政権側が掌握しているものの、宮殿を囲む山をホーシが占領しているという。政府の建物や病院、住宅などが攻撃されているという情報もある。情報相は、イエメンの国営テレビや国営通信社もホーシの政治団体に掌握されたと述べ、政府のコントロールは「ほとんど存在していない」と語った。

一方、バハーハ首相はハディ大統領やホーシの政治団体との会合を出たところで何者かに狙撃された。けがはなく、現在は身を隠しているが、周辺はホーシの民兵に包囲されているという。

情報相は、会合が行われた場所に近いホーシの検問所から何者かが首相を狙って銃撃したと説明。これに対してホーシ幹部は事件への関与を否定している。

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