金正恩氏が「新年の辞」、南北首脳会談の可能性を示唆

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北朝鮮の2014年を振り返る

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記は1日、国営テレビ放送を通じて今年の施政方針に当たる「新年の辞」を発表した。

金第1書記はその中で、「雰囲気と環境が整えば(韓国との)最高位級会談もできない理由はない」と述べ、初めて、韓国の朴槿恵(パククネ)大統領との首脳会談の可能性を示唆した。韓国の聯合ニュースが報じた。

また「今年は、国家再統一に向けた取り組みをさらに前進させるべきだ」と述べ、南北統一の必要性を訴えた。

南北統一は、韓国、北朝鮮共通の目標だが、そのアプローチは全く異なる。

韓国の朴大統領は、南北統一が実現すれば世界の自由市場に経済的利益をもたらすとして、同盟国に自身の統一計画への支持を求めている。一方、北朝鮮は、他の資本主義国からの支援を受け、強い経済力を誇る韓国と再統一すれば、北朝鮮は事実上、韓国に吸収されるとの危機感を抱いているとされる。

金第1書記は、韓国の同盟国が南北再統一に関与することを望んでおらず、1日の新年の辞でも、「(朴大統領は)我が国にも関わる南北朝鮮問題の解決に当たり、『国際協調』を根拠に各国を回っているが、これは(朝鮮の)運命を諸外国の手に委ねることを意味し、我が国にとって屈辱的背信行為だ」と述べ、各国に支持を求める韓国を批判した。

金第1書記はまた「帝国主義者と対決」した北朝鮮軍を称賛。これは、米韓共同軍事演習に反発して行った挑発行為への言及と見られる。

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