インドネシア、不明機捜索で欧米に協力要請

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不明エアアジア機、捜索範囲を拡大

(CNN) 行方不明になったエアアジア機の捜索に当たっているインドネシア当局は30日までに、英国やフランス、米国に協力を要請した。

エアアジアQZ8501便は28日朝、インドネシアのスラバヤを出発してシンガポールへ向かう途中、ジャワ海の上空で消息を絶った。

海面の捜索は荒波と厚い雲に阻まれて難航している。30日は対象区域を7カ所から11カ所に拡大して捜索が続けられる。

インドネシアの救援当局責任者は29日、機体が海底に沈んでいる可能性を指摘。海底での捜索に必要な水中音波探知機(ソナー)の提供を、米国などに要請したことを明らかにした。

機体を製造した航空機大手、エアバスの本社があるフランスからは、調査官2人がインドネシアへ向かった。マレーシアやオーストラリア軍、中国も航空機などの派遣を表明した。

インドネシアの運輸当局者が同国紙に語ったところによると、機長からは直前に、荒天のため進路を左向きに変更し、高度を上げたいとの連絡があった。管制官は進路変更を許可したが、高度については別の航空機と重なるとして上昇を認めなかったとされる。同機は管制の意図に反し、それでも高度を上げた可能性があるという。

これまでの捜索で海面の油や浮遊物、かすかな「信号」などが報告されたが、いずれも不明機のものとは確認されなかった。

スラバヤの空港には乗客の家族ら数十人が集まり、沈痛な面持ちで待機している。

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