パキスタンでテロリストの死刑執行 2008年以降初

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イスラマバード(CNN) パキスタンで2008年以来となる民間人の死刑が執行された。同国では、2008年から死刑が凍結されていたが、今週、北西部ペシャワルで軍系列学校が襲撃された事件を受け、テロ事件に限り死刑凍結が解除された。

19日、すでに有罪判決を受けていた2人の過激派、アルシャド・マフムード死刑囚とアキール死刑囚(別名:ウスマン博士)の絞首刑が執行された。パキスタン軍関係者と2人が収監されていた刑務所の情報筋が明らかにした。

マフムード死刑囚は2003年12月25日、当時のムシャラフ大統領暗殺を企てたが、未遂に終わった。また軍の情報筋によると、アキール死刑囚は09年に起きた陸軍本部への襲撃に関与したという。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルと地元メディアによると、パキスタンで民間人の絞首刑が執行されたのは08年以来初だという。

パキスタンでは16日、反政府武装勢力「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」のメンバーが、ペシャワルの軍系列学校を襲撃し、少なくとも145人が死亡。そのうち、132人が生徒で、10人が学校職員、3人は軍兵士だった。また100人以上が負傷した。事件の翌日、パキスタンのシャリフ首相は、テロ事件の場合に限り、死刑凍結を解除した。

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