台風22号で2人死亡、首都マニラに接近 フィリピン

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台風22号襲来、現地の様子

(CNN) フィリピンを襲った台風「ハグピート」(台風22号)は7日にかけてフィリピンを横断し、同日までに2人の死亡が確認された。8日には首都マニラ南部に到達する見通しで、豪雨などの被害も予想される。

国家災害対策当局によると、中部のイロイロ州で1歳と55歳の住民が低体温症のため死亡した。影響は約20万世帯の90万人以上に及んでいる。

ハグピートは6日に中部サマール島の東部に上陸し、7日にかけてゆっくりとした速度でフィリピンを横断した。

この影響で各地の空港は閉鎖され、7日は国内便185便が欠航となった。滑走路からがれきを取り除く作業が終了すれば、マニラとセブから軍用機を飛ばして被災地に救援物資を届ける予定。しかし洪水や土砂崩れ、倒木の影響で救援物資を届ける作業は難航している。

昨年11月の台風「ハイエン」で壊滅状態となった中部レイテ島のタクロバンでは、ハグピートの到来を前に、住民の半数に当たる10万人あまりが避難した。台風が過ぎ去った7日朝も市内は停電が続き、住宅の一部損壊や倒木や道路の冠水などの被害が出ているが、人的被害は出ていないという。

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