金正恩第1書記の妹が党副部長に 北朝鮮

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金正恩(キムジョンウン)第1書記=労働新聞提供

金正恩(キムジョンウン)第1書記=労働新聞提供

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記の妹の金与正(キムヨジョン)氏が、朝鮮労働党中央委員会の副部長に就任していたことが27日、国営朝鮮中央通信(KCNA)の報道で分かった。

KCNAは27日、金第1書記がアニメーション映画の制作スタジオを視察した記事のなかで、随行した高官の1人として金与正氏の名前を伝えた。

だが金与正氏がどういう人物かについてはあまり知られていない。

米シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」のアナリスト、ビクター・チャ氏によれば、金与正氏はスイスの学校で学び、今年に入って党の公式行事に出席するようになっていたという。

金与正氏が党の副部長に就任したことについてチャ氏は「政権内での彼女の重要性を徐々に高めていこうとしているのは明らかだ」と語る。またチャ氏は「金一族による支配を担う人材はあまり残っていない」とも指摘した。

北朝鮮ではこの秋、金第1書記の動静が9月3日に夫人と音楽会を鑑賞したと報じられて以降、10月14日に新しく建設された住宅地で「現地指導」したと伝えられるまで途絶える異例の事態が起きていた。北朝鮮情勢分析サイトのNKニュースによれば、これだけ長い期間動静報道が途切れるのは、2010年に初めて公の場に姿を現してから初めてだという。

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