香港繁華街でバリケード撤去、負傷者も 10人逮捕か

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香港の繁華街、旺角で警官隊とデモ隊が衝突

香港の繁華街、旺角で警官隊とデモ隊が衝突

香港(CNN) 香港当局は25日、民主派デモ隊が約2カ月前から占拠している繁華街、旺角(モンコック)でバリケードの強制撤去を始めた。地元メディアによると、これに抵抗したデモ参加者ら少なくとも10人が逮捕された。

逮捕された中には民主派の立法会(議会)議員、梁国雄氏が含まれている。

強制撤去は、長期にわたるデモが市民生活に悪影響を及ぼしているとする地元バス会社からの申し立てを受け、香港高等法院(高裁)が命じた。警察は、執行官の作業を妨害した者は高等法院を侮辱した罪に問われると警告していた。

現場のアーガイル通りには執行官とともに数百人の警官が出動。一方でこの日、デモの参加者は増え続けた。午後2時45分ごろ、警察が解散を求める「最後通告」を出したのをきっかけに衝突が始まった。当局によると、現場で2人の負傷者が出た。

当局はデモ隊のもうひとつの拠点、金鐘(アドミラルティ)の一部でも、18日にバリケードの強制撤去を行った。

デモ隊は行政長官選挙の民主化などを要求してきたが、最近は参加者の減少が目立ち、世論調査でも支持を失いつつある。

梁振英行政長官は25日、韓国訪問への出発を前に、旺角のデモ隊への対応については警察を信頼して任せると述べた。同時に、当局は政治改革についての対話に応じる用意があると改めて表明した。

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