カタルーニャで非公式住民投票、政府は「茶番」と一蹴

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9月11日の「カタルーニャの日」の様子。非公式の住民投票にも差し止めの判断が下された

9月11日の「カタルーニャの日」の様子。非公式の住民投票にも差し止めの判断が下された

マドリード(CNN) スペイン北東部カタルーニャで9日、独立の是非を問う非公式の住民投票が実施され、約200万人が投票した。同国の司法相はこの投票について、民主的な効力は何もない「茶番」と切り捨てた。

カタルーニャでは9月に行われた英スコットランドの住民投票をきっかけに、独立を目指す機運が高まった。これに対して裁判所は2度にわたり、住民投票を違法とする判断を示していた。

9日の投票は選管当局ではなくボランティア4万人の手で実施され、開票の結果、独立賛成派が圧倒的多数を占めた。しかしこれは単に、反対派が投票に行かなかった結果に過ぎないと専門家はみる。投票率は32%にとどまった。

カタルーニャのマス州首相は9日、スペインのラホイ首相に対し、本格的な住民投票の実施に向けた交渉に応じるよう求めた。ラホイ首相は先に、スペインの憲法と法律の枠内でのみ交渉に応じると表明している。

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