病院にISIS戦闘員70人の遺体、激戦続くシリア北部

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(CNN) シリア北部のトルコ国境に近いタルアブヤドの病院に、この4日間でイスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の戦闘員70人以上の遺体が運ばれていることが分かった。シリア反体制派がCNNに語った。

タルアブヤドはISISの支配下にあるクルド人の街。ISISは昨年、ここから約80キロ離れた街ラッカを掌握して厳格なイスラム法を導入し、同市を本拠にシリア北部からイラクにかけての一帯で勢力を広げてきた。

これに対してクルド人民兵やイラク軍部隊が地上で抵抗、米主導の有志連合が空爆を展開している。

戦闘員の遺体をだれが病院へ運んだのかは明らかでないが、空爆はISISに大きな打撃を与えているようだ。

ISISは19日も、タルアブヤドに近い国境の街、アインアルアラブ(クルド名コバニ)への侵攻を続けた。米中央軍は、ここでも米軍主導の空爆が功を奏していると強調する。しかしアインアルアラブがもし陥落すれば、ISISはラッカからトルコ国境まで約100キロに及ぶ範囲を完全に掌握することになる。

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